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プロジェクターになる世界初のデジカメ、ニコンから登場!


2009年8月 6日 23:53 | トラックバック(0)
 ニコンから世界初のとんでもないデジカメが出た。COOLPIX S1000pj、名前のPJが表す通り何とプロジェクター内蔵なのだ。ボディ中央に投射用のレンズがあり、撮ったばかりの写真を自宅や旅先のホテルの壁などに大きく映して大勢で楽しめる。プロジェクター用のリモコンや投射スタンドも付属。いっぱしのデジカメ通のつもりでいたが、プロジェクターを内蔵するというアイデアは全く思いつかなかった。3Dデジカメにも驚いたが、いやはやこれにもビックリだ。

nikonS1000pj.jpg
 プロジェクターとしては、5型(カメラからの距離26cmの場合)から40型(同2m)のサイズで投影できる。プロジェクターというのは強い光を出すため非常に熱くなり、デジカメにはあまり強力な光源は入れられない。ホームシアター用のプロジェクターだと80〜120型相当のサイズでも映せるため、最大で40型というと小さく感じるが、40型プラズマで毎日テレビ番組を見ている我が家からすれば、「いや、40って結構大きいよ?」と感じられる。解像度はVGA(640×480)、バッテリーでの連続投影時間は約1時間。通例、バッテリー寿命はメーカー公称値の約半分とされるため、仮に30分しか連続投影できないとしても、素人のデジカメ写真を観賞する時間としてはほぼ十分だと思う。

 一方、明るさは最大10ルーメンで、これは非常に小さい数値。少人数でのプレゼン用のポータブルプロジェクターでも1000ルーメン位はあるし、ホームシアター用だと2000〜3000ルーメンが普通だからだ。住友3Mから8/21に発売されるLED光源のポケット・プロジェクターMPro120が12ルーメンで、本機はそちら側に近い。従って窓のカーテンを閉め、ある程度部屋を暗くして見る必要があるだろう。しかし、それはそれで昔みんなで8mmやスライドを見た時のような楽しい空間になる気がする。ニコンサイトには「写真に物語をつけて投影し、お休み前の読み聞かせに」「水族館で撮影した動画を投影して部屋にデジタル水槽を」など、暗さを前提とした(逆手に取った)提案がされており、この辺も新しい製品ならではの面白さだと思う。また「風景画の下絵作りに」というのはドンズバの提案であろう。私などはつい、「PPTのデータをVGAサイズで作ってJPEGでSDカードに保存しておけば、スライドショー再生するだけで簡単なプレゼンに使えるよなあ」などと夢のないことを考えてしまうが、そんな仕事頭ではない発想豊かな人の方が本機を楽しく使えそうだ。

 純粋なデジカメとして見た時には、広角28mmからの光学5倍ズームを積んだ1210万画素の屈曲型デジカメ(レンズが飛びださない)で、液晶は2.7型とまずまずのスペック。基本の光学式手ぶれ補正に加え、ぶれそうな時にはカメラが2枚を自動的に撮影して電子的にぶれを補正するとか、被写体の動きを感知すると自動的に感度を上げてぶれを抑えるなど、カメラとしての基本もしっかりしている。最近のコンパクトデジカメらしく顔認識やターゲット追尾、2枚を自動撮影して目をつぶっていない方を残す「ぱっちり目モード」など、はやりの機能も一通り押さえている。9月発売予定で、価格はオープンだが想定市場価格は5万2000円の予定。前述の3MのMPro120が5万8000円以上するため、本機はこの機能にしては安い気がしてならない。うーむ、欲しい!! (秋葉好夫)

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