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三洋電機から世界最小のリニアPCMレコーダー、ICR-PS004M登場


2009年10月12日 23:30 | トラックバック(0)
 不景気だと言われて久しいが、そんな中、着実に売れているデジタル製品がある。ICレコーダーだ。国内市場は07年度が95万台、08年度が105万台と伸びており、09年度も115万台の出荷が見込まれている。対前年比110%前後の伸びであり、隠れたヒットと言えるかも知れない。非圧縮のリニアPCM録音ができるようになり、音質も格段の進化を遂げた。

 だが、周りを見渡してみると友達全員が持っている訳ではないし、電車の中でもまだMDを使っている人を見かける。そこで三洋電機は10/21に、これまでMDやテープレコーダーを使っていた人向けに「ICR-PS004M」を発売する。価格はオープンだが想定市場価格は1万円前後。

ICR-PS004M_700.jpg
 特徴の1つ目は写真の通り小さいこと。リニアPCMレコーダーは従来の音質イマイチなICレコーダーに比べると、音楽用途ということもありサイズが結構大きい。ところが本機はW36.6×H96×D13.3mm、重さは電池を入れても約51gと小型軽量。リニアPCMレコーダーとしては世界最小で、電池も単4が1本で済むのでテープレコーダーやMDレコーダーとは比較にならない手軽さだ。

 2つ目がICレコーダーには珍しく内蔵メモリを持たないこと。「カセットテープ感覚でメディア交換が可能」というコピーの通り、録音はSD/SDHCカードに行う(2GBのSDカードも付属している)。初心者だと、内蔵メモリに録音したものをPCにUSB接続して転送、保存する、というのが結構難しい。そこで「講演用」「おけいこ用」「音楽用」など、目的に応じてSDカードを使い分け、一々転送せずにカードのまま保存しておく、という使い方を提案しているわけだ。最近SDカードは安くなりコンビニでも買えるようになったので、こういう使い方にも現実味が出てきた。同社サイトには「付属のSDカードには最長で136時間録れるが、これは60分カセットなら136本分。SDカードは場所を取らない」といった、デジタル通の人にとっては「何を今更?」という感じの説明が書いてある。

 3つ目は小さいのに音がいいこと。まずマイクの開口部を昨年のモデルより3倍に広げ、更に左右の密閉率を高めることで高音質化を図っている。そしてリニアPCMモードでは、音楽CDと同じ「16bit、44.1kHz、1411kbps、最高21000Hz」で録音できる。もう一つのMP3モードではビットレートを32k〜320kbpsの範囲で選べるが、最高音質では「44.1kHz、320kbps、最高20000Hz」という設定もでき、これだと多くの人の耳には圧縮していることが分からない程だ。

 最後の特徴が、操作が分かりやすいこと。ボタン表示は「録音」「停止」など日本語で、液晶も「録音モード」など漢字表示される。また、「シーンセレクトボタン」を押すだけで音質や設定を「口述」「会議・講義」「音楽」などと簡単に切り替えることができる。のみならず、ラジカセなどからアナログ音源を流してデジタル化する時に便利なように、本体には「マイク/ライン」専用切り替えスイッチが付いているし、オーディオケーブルまで付属している。2秒以上の無音部分を感知して録音ファイルを分割する「自動無音分割機能」もあるので、昔のカセットをダビングして自動的に1曲ごとに分けることも可能。ここまで充実して価格はたったの1万円。ICレコーダーは本当に安くなった。通販番組じゃないけれど、奥さん、もうカセット使ってる場合じゃないですよ!!(秋葉好夫)

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