ニッポン はじめて物語
ニッポンはじめて物語 INDEX

世界初のクオーツ・ウォッチ
「アストロン」

国産初の自動電気炊飯器
「東芝自動式電気釜」

世界初の
CPU搭載一眼レフ・カメラ
「キヤノンAE-1」

世界初のヘッドホン・ステレオ
「ウォークマンTPS-L2」

国産初の白黒テレビ
「TV3-14T型」

世界初の
オートフォーカス・カメラ
「コニカC35AF」

世界初の家庭用CDプレーヤー「CDP-101」

世界初の
オールトランジスタ電卓
「電子式卓上計算機
CS-10A」

世界初の
家庭用ビデオデッキ
「ビデオカセッターHR-3300」

国産初の腕時計
「ローレル」

国産初のGPSカーナビゲーション「AVIC-1」

世界初のヘッドホン・ステレオ「ウォークマンTPS-L2」

最初は反対されたウォークマン

昭和56(1979)年7月、プレスマンを改造したウォークマン第1号は井深と盛田の絶大なる支持を得て発売された。
しかしウォークマンの発売には、井深と盛田以外の大半が難色を示していた。録音機能のないものが売れるのか、というのがその意見。それに対して盛田は、「自分の首をかけてもやる決意だ」とまで言ったという。
当時70歳を過ぎていた井深と60歳に近かった盛田。この二人の、自分の年齢や、過去の偉業にとらわれることのない、好奇心に満ちあふれた感性がウォークマンというヒット商品を生み出したのだ。
ところでウォークマンというネーミングは、若いスタッフのアイデアであった。当時スーパーマンが流行していたことと、基になった機種がプレスマンだったことから思いついたという。屋外に持ち出して、歩きながら楽しむという意味も含まれていた。

「ウォークマン」は正しい英語として認定

しかし、ウォークマンは和製英語である。そこで海外の販売会社は、このネーミングを使いたくないと言ってきた。そしてアメリカでは「サウンドアバウト」、イギリスでは「ストウアウエイ」、オーストラリアでは「フリースタイル」という名前を付けて売り出してしまうのだ。
しかし、日本でのウォークマンの人気が高まり、来日した外国人がおみやげとして買っていくようになると、いつしかウォークマンのネーミングは海外でも認知されるようになっていった。
そこで盛田は「こうなったら世界中でウォークマンという名称を使おう」と決断し、全世界で名称は「ウォークマン」に統一されることになる。
そして1986年にはイギリスの権威ある英語辞典『Oxford English Dictionary』にも「ウォークマン」は掲載され、正しい英語として認定されるまでになった。

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世界初のヘッドホン・ステレオ「ウォークマンTPS-L2」
世界初のヘッドホンステレオ「ウォークマン」は、小型テープレコーダーが変身した再生専用プレーヤー

 

このコーナーでは本書で採り上げられた製品を抜粋してご紹介しております。

国産はじめて物語
世界に挑戦した
日本製品の誕生秘話

国産初モノを1870年の〈ビール〉から1997年のハイブリッド・カー〈プリウス〉まで取り上げ、誕生の影に隠されたドラマを披露。
発行:Nanaブックス

国産はじめて物語〈Part2〉
戦後の日本を魅了したヒット商品の誕生秘話1950~70年代編

高度成長期の1950〜70年代に大ヒットした商品を取り上げ、その開発秘話を紹介しています。
 
 
発行:Nanaブックス

売れた!国産30選
実録・ヒット商品誕生の裏側
【現代編】

1980年以降の大ヒット商品30点を厳選し、商品をめぐる人間ドラマ、ヒットを生み出す企業風土などを紹介しています。
 
発行:Nanaブックス

 
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次回は国産初の白黒テレビ『TV3-14T型』
 
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